病気が見つかって治療を行い、命は助かるということは多くなってきました。しかし治療の影響で他人の助けを借りなければ生活できないという状態に陥ってしまう人もいます。出来るだけ自分の力で身の回りのことができるように、筋力を回復させたり、リハビリを行うことも大切です。もしも働きざがりの世代ではあれば、仕事ができるくらいに回復をするということを目指している人も多いです。命が助かればそれでよい、ということではなく、その人自身がどういう状態になりたいのかということもしっかりと確認をしておくことが必要です。医療従事者とよく相談をすることも大切です。ただ生きるということがゴールではなく、自分のことは自分出来るようにならなければ、病気を克服したということにはなりません。それは大人だけではなく、子どもにも言えることです。感情を失ってしまって生きていることに喜びを感じるのかどうかということも考えて治療方針を考慮することが必要です。